FP1級試験の概要を「FP協会・きんざい」まとめて紹介。免除規定も。

このページでは、FP1級試験の試験日や受験資格、合格ラインなどを紹介します。

FP1級試験の概要

FP1級試験は、次の2つの団体が実施しています。

「学科試験はきんざいだけが実施」、というのはFP1級試験の大きな特徴です。

また、実技試験をどちらで受験しても、得られる資格はまったく同じです。当サイト管理人はすべてのFP資格を日本FP協会で取得しました。

FP1級の学科試験（きんざいのみ）

数あるFP資格試験の中でも、FP1級の学科試験は最難関で、CFP試験の全科目一括合格と並ぶ合格率です。

そのため、後述するFP1級の学科試験の免除を利用する方も多いです。

学科試験の受験資格

どちらか1つを満たせばOKです。

学科試験の免除について

FP1級の学科試験を受けるには、FPの実務経験が必要になります。

実務経験がなく、FP1級を取得したい場合は、学科試験の免除を検討しましょう。

FP1級の学科試験の免除規定は2つあります。

CFP「認定者」になるには、税務や保険などの分野での実務経験が必要です。

ですが、CFP「合格者」であれば、実務経験は不要です。ただし、免除を受ける前々年度までの合格者に限ります。

このため、全く実務経験が無いという方は、CFP合格後2年以内を目安に、FP1級の学科試験の免除をしてもらいましょう。

関連リンク＞＞＞CFP認定者に必要な実務経験について（FP協会）

学科試験の試験日や合格発表日

FP1級の学科試験は、年に3回（5月・9月・1月）に実施されます。

学科試験の法令基準日

税制や社会保険制度など、法令は改正されることがあります。

FP試験では、「この時点の法令に基づいて解いてね」と指定されており、これを法令基準日といいます。

FP1級の実技試験（FP協会・きんざい）

実技試験は、FP協会ときんざいで内容や試験日などが異なります。

一方、受験資格は共通です。

実技試験の受験資格（FP協会・きんざい共通）

いずれか1つを満たせばOKです。

このほか、FP養成コース修了者という要件もありますが、受講に100万円以上（！）かかるので詳細は省略します。

FP1級の実技試験（FP協会）の概要

記述式ではありますが、択一式問題も多くあります。

また、FP協会が実施するFP試験の中で唯一「論述問題」があります（1問だけ）。

論述問題を含め配点は非公表ですが、論述問題には部分点もあるのでしっかり書きましょう。

実技試験（FP協会）の試験日や合格発表日

FP1級の実技試験（きんざい）の概要

きんざいの実技試験は、FP試験の中で唯一の「面接での口頭試験」です。

集合時間は受験票に記載されています。遅れると受験できませんので、必ずチェックしておきましょう。

実技試験（きんざい）の試験日や合格発表日